世界文化遺産・三保松原の中心エリアを「羽衣伝説」の天女がご案内します。
世界文化遺産・三保松原(みほのまつばら)へ、ようこそ。わたくしは、三保に伝わる「羽衣伝説」の天女です。
ここから、「神の道」という松並木まで、御一緒しますね。このあと歩いていただく「神の道」は、三保の海岸に降り立った神様が、御穂(みほ)神社に行くための通り道です。
バス停(三保松原入口)
バスから降りたら富士山に背を向けて三保街道を東に左折してください。
石畳の道
御穂神社の近くになると、門前の石畳の道が現れます。
神の道(名勝三保松原の碑)
皆さんが神の道を歩き始める場所には、御穂神社があります。神社の中には、願いを何でも叶えてくれる「神馬(しんめ)」という白い馬の像や、柄杓を納める事で安産祈願ができる「子安(こやす)神社」などが見どころです。ちなみにこの安産祈願の柄杓には、ある面白い加工が施されているのでぜひお参りの際に、確認してみてくださいね。
更に、御穂神社には、わたくし・天女が身にまとっていた衣の切れ端も所蔵されているとか!?ちなみに、羽衣伝説についてはドラマ型音声ガイドもありますので、是非お聞きくださいね。
三保松原と富士山の距離
ところで、三保松原がどんな所に位置するか、御存知ですか?
日本のほぼ真ん中にある静岡市清水区の、駿河湾に突き出した三保半島の東側の海岸に沿って広がっています。富士山からは約45 kmも遠く離れていますが、世界遺産の構成資産になっているんです。
他にも、海浜公園や、清水灯台、三保飛行場には音声ガイドを御用意していますので、ぜひ行ってみてくださいね。
世界文化遺産・三保松原(みほのまつばら)へ、ようこそ。わたくしは、三保松原に伝わる「羽衣伝説」の天女です。「神の道」の道中を、御一緒しますね。
この道を歩いた先の海岸には、わたくし・天女が羽衣をかけたとされる「羽衣の松」など、見どころがたくさんありますよ。
この「神の道」は、三保松原に降り立った神が、御穂神社へ行くのに通る道。後ろに見えるのが、その御穂神社です。
毎年2月14日の夜中には、神を御穂神社に導く「筒粥の神事(つつがゆのしんじ)」が開催されます。この神事は、お粥の炊かれているお釜に竹筒を入れ、その中に入ったお粥の量で、農業や漁業などの豊作を占うものです。商売繁盛を祈願する大切な行事として、地域の方々に受け継がれています。
また、この「神の道」では結婚式を挙げることもできます。新郎新婦と参列者が提灯行列を組み、御穂神社から羽衣の松へ、沿道の観光客にも祝福されながら厳かに歩くんですよ。素敵ですね。
龍の松
さて、この神の道の周辺に生えているマツですが、樹齢200年以上のものがたくさん。そんな貴重な松の根っこを踏まないように、天然のユーカリを使った板張りの歩道が作られています。道の中程になると、右手に大きな切り株が現れます。かつてそこには、とぐろを巻く幹の形が龍に見えたことから「龍の松」と呼ばれ、親しまれた松が生えていました。
残念ながら、幹割れを起こしたため2013年に泣く泣く伐採されましたが年輪を調べた結果、約260年も生きたことがわかりました。詳細はみほしるべ2階の展示をご覧ください。
それでは引き続き、マツに囲まれながら「神の道」をお進みください。ちなみに、わたくし・天女にまつわる「羽衣伝説」についてはドラマ型音声ガイドもあるので、ぜひお楽しみくださいね。
他にも、オススメの場所に音声ガイドをご用意しています。QRコードを見つけたら、聞いてみてくださいね。
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